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「日本丸」の歩み後世に=船体修復へ寄付募る―横浜


 国の重要文化財に指定されている帆船「日本丸」の老朽化した船体を修繕しようと、公益財団法人「帆船日本丸記念財団」(横浜市)がクラウドファンディング(CF)で寄付を募っている。現役当時の航海活動を記録した貴重な「無線日誌」の修復や公開も目指しており、これまでに1000万円以上が集まった。受け付けは18日まで。  財団によると、日本丸は船員を目指す人のための練習帆船で1930年に建造された。全長97メートルで、白い帆を広げた美しい姿は「太平洋の白鳥」とも呼ばれた。  約1万1500人の実習生を育て、84年に引退。85年4月から横浜・みなとみらい地区のドックで一般公開され、2017年9月には海上で保存されている帆船で初めて国の重要文化財に指定された。  船体は老朽化のため腐食やさびが進んでおり、今回集まった寄付は木製の帆桁(ほげた)2本の修繕に充てる予定だ。  日本丸には貴重な資料も多く、日誌が紙の状態で残っているのは珍しいという。特に無線でのやりとりを記録した「無線日誌」は損傷が激しく、多額の費用が掛かる修復やデジタル化に向けた寄付も呼び掛ける。  CFを担当する「横浜みなと博物館」の学芸員、島宗美知子さんは「船体の維持保存や、歴史を語る無線日誌を良い状態で後世に残せるよう協力をお願いしたい」と話している。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕国の重要文化財に指定されている帆船「日本丸」(横浜みなと博物館提供)
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