ロシア報道官がウクライナ東部訪問＝「プーチン氏いつか行く」

　ロシアのペスコフ大統領報道官は、ロシアが一方的に「併合」したウクライナ東部ルガンスク州を訪れ、９日未明にロシアに戻った。プーチン大統領側近のキリエンコ大統領府第１副長官（ウクライナ担当）が明らかにしたと国営タス通信が伝えた。ペスコフ氏は、ドネツク、ルガンスク両州の親ロシア派報道官とメディア関係者に会ったという。 　ペスコフ氏はプーチン氏と行動を共にするのが常だが、プーチン氏はルガンスク州を訪問していないもようだ。ペスコフ氏は９日、プーチン氏のドネツク、ルガンスク両州訪問について、記者団に「具体的計画はない」と説明しながらも「ロシアの一地方であり（いつか）行くことになる」との見通しを示した。プーチン氏は２０１４年に併合したウクライナ南部クリミア半島を繰り返し訪れている。　【時事通信社】 〔写真説明〕ロシアのペスコフ大統領報道官＝５月９日、モスクワ（ＥＰＡ時事）