下院、共和がリード＝上院は接戦―インフレ対応、中絶の是非争点・米中間選挙

　【ワシントン時事】バイデン米政権の任期前半の評価が問われた中間選挙は、８日に投開票が行われた。歴史的なインフレへの対応や人工妊娠中絶の是非などが主要争点。米メディアによると、野党・共和党が連邦議会の下院でリードしている。上院では与党・民主、共和両党が接戦となり、大勢判明が大幅にずれ込む可能性がある。 　ＣＮＮテレビによると、９日午前３時（日本時間同日午後５時）現在、全４３５議席が改選される下院では共和党が１９５議席、民主党は１７４議席をそれぞれ押さえている。事前調査で共和党の優勢が伝えられていたが、もつれている。 　上院（定数１００）は３５議席が改選対象となり、非改選を含め民主、共和両党とも４８議席ずつを確保したもよう。両党の勢力が伯仲する「スイング・ステート（揺れる州）」のペンシルベニア州では民主党候補が勝利した。ただ、ジョージア、ネバダなど勝敗を左右する一部の接戦州で、結果確定に数日以上かかる可能性がある。　【時事通信社】