「身の引き締まる思い」＝漫画家の萩尾望都さん―旭日中綬章

　「ポーの一族」などで知られる漫画家の萩尾望都さん（７３）は、旭日中綬章の受章が決まり、「驚くとともに身の引き締まる思い」とするコメントを出した。 　１９６９年に「ルルとミミ」でデビュー。西洋の吸血鬼伝説を題材にした「ポーの一族」、神学校の寄宿舎が舞台の「トーマの心臓」、宇宙船での密室劇「１１人いる！」など、サスペンスから本格ＳＦ、ラブコメディーまで幅広い作品を半世紀以上にわたり手掛けてきた。 　萩尾さんは「多くの先人たちや同胞のおかげでこのたびの叙勲があり、またこの受章が後輩たちへの希望と励みになるよう願っている」としている。　（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕萩尾望都さん　漫画家（小学館提供）