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左派ルラ元大統領が優勢=30日、大統領選決選投票―ブラジル


 【サンパウロ時事】ブラジル大統領選挙は30日、右派の現職ボルソナロ氏(67)と左派の元職ルラ氏(77)による決選投票が実施される。即日開票され、同日中に大勢が判明する見通し。11人が争った2日の第1回投票では、ルラ氏が有効票の48.4%を獲得し、ボルソナロ氏は43.2%だった。世論調査ではルラ氏が優勢だが、ボルソナロ氏も6ポイント差前後に追い上げており、接戦が予想される。  28日夜に行われた両候補による最後のテレビ討論。外交を巡って互いを攻める中、ステージ中央のルラ氏にボルソナロ氏が近づくと、ルラ氏はきびすを返して自席へ。ボルソナロ氏が「君、ここにいなさい」と声を掛けると、ルラ氏は「あなたのそばになどいたくない」と嫌悪感をあらわにした。中傷合戦に終始した選挙戦をなぞるように、討論会でも2人は相手の否定と罵倒を繰り返すばかりで、議論が深まることはなかった。  ルラ氏は選挙で、アマゾンの熱帯雨林と先住民の手厚い保護や貧困世帯の債務再編、歳出上限の撤廃などを訴えた。劣悪な治安の改善に向けた公安省の創設や、ボルソナロ氏が緩和した銃規制の再強化も約束した。  ボルソナロ氏はアマゾンの持続的開発や国営企業民営化による財政健全化を主張。銃規制の緩和継続による市民の自衛権強化、重大犯罪に関する少年法の適用年齢引き下げを打ち出した。  一方、最低賃金の引き上げ幅をインフレ率以上に設定することや、貧困世帯への現金給付を最低賃金の約半分に当たる600レアル(約1万7000円)以上とすることでは一致している。 【時事通信社】 〔写真説明〕28日、リオデジャネイロでテレビ討論に臨むブラジルのルラ元大統領(AFP時事) 〔写真説明〕28日、リオデジャネイロでテレビ討論に臨むブラジルのボルソナロ大統領(AFP時事)
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