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ボルソナロ氏が追い上げ=大統領選決選投票まで1週間―ブラジル


 【サンパウロ時事】任期満了に伴うブラジル大統領選は23日、決選投票まで1週間に迫った。左派のルラ元大統領(76)が終始優勢に選挙戦を進めているが、右派のボルソナロ大統領(67)もじわじわ追い上げており、調査会社ダタフォリャによると両候補の支持率の差は4ポイントに縮まった。ボルソナロ氏が逆転する可能性も否定できない。  2日の第1回投票は、事前の各社世論調査でルラ氏がボルソナロ氏を10ポイント余りリードしていた。しかし、ふたを開ければ差はわずか5.2ポイント。危機感を抱いたルラ氏は敗退した主要候補の支持を取り付け、中道層の取り込みに奔走した。また、ボルソナロ氏の基盤である富裕層を切り崩すべく経済団体を行脚。大統領時代にブラジルが資源景気に沸いたことを念頭に「週末のシュハスコ(ブラジルの代表的な焼き肉料理)と冷たいビールを取り戻そう」と訴えた。  一方、ボルソナロ氏はルラ氏の支持基盤である貧困層に食い込もうと、自身が創設した低所得層向け現金給付制度「アウシリオ・ブラジル」を盛んにアピールした。ボルソナロ氏はもともとルラ政権の同制度「ボルサ・ファミリア」を「バラマキ」と厳しく批判していたが、選挙戦では「ボルサ・ファミリアの世帯平均支給額は月190レアル(約5400円)だったが、私は3倍の600レアルにした」と手のひらを返した。また、地方自治体首長や宗教指導者と対話を重ね、支持を要請している。  選挙は最終盤を迎えるが、勝敗を左右するのは有権者の4割が集中する南東部での票の出方だ。第1回投票でボルソナロ氏はサンパウロ州とリオデジャネイロ州でルラ氏を大きく上回り、ルラ氏はミナスジェライス州で優位に立った。両候補は南東部に的を絞り、しのぎを削るとみられる。 【時事通信社】 〔写真説明〕ブラジルのボルソナロ大統領=6日、ブラジリア(AFP時事) 〔写真説明〕ブラジルのルラ元大統領=5日、サンパウロ(AFP時事)
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