豊前市長を書類送検＝公選法違反容疑―福岡県警

　福岡県豊前市の後藤元秀市長（７２）が、２０２１年４月の市長選告示前に有権者へ投票を呼び掛ける名刺などを配ったとして、県警に公選法違反（事前運動など）容疑で書類送検されていたことが１５日、捜査関係者への取材で分かった。送検は１４日付。 　捜査関係者らによると、後藤市長は２１年３月ごろ、「来期もやっぱり！　ごとう元秀」などと記された名刺やはがき数十枚を有権者に配布した疑いが持たれている。　 　市長選は、後藤氏と元市議会議長が立候補し、後藤氏が３選を果たした。住民が公選法違反の疑いで刑事告発し、県警が捜査していた。（了）【時事通信社】