対ロシアでミサイル防衛強化＝欧州１５カ国、兵器共同調達へ―ＮＡＴＯ

　【ベルリン、ブリュッセル時事】ブリュッセルで開かれている北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）の国防相理事会は１３日、最終日２日目の討議を行った。ロシアによるウクライナ侵攻でＮＡＴＯとしての防衛態勢の強化が課題となる中、欧州１５カ国は理事会の場で、兵器の共同調達を通じミサイル防衛を強化する「欧州スカイシールド・イニシアチブ」に合意した。 　イニシアチブに参加するのは、ドイツや英国、ノルウェーなどのＮＡＴＯ加盟１４カ国と、加盟手続きが進むフィンランド。ショルツ独首相が先に提唱していたもので、独国防省はツイッターで「近距離、中長距離の射程を持つ防空システムの共同調達」を目指すと表明した。　【時事通信社】 〔写真説明〕１３日、ブリュッセルで開かれた北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）の国防相理事会（ＥＰＡ時事）