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10月12日を「平和の日」に=バリ島爆弾テロから20年―インドネシア


 【ジャカルタ時事】日本人夫妻を含め202人が犠牲となったインドネシア・バリ島の爆弾テロは12日、発生から20年を迎えた。遺族や負傷者らを結び付け、支援してきた団体「イサナ・デワタ」の実質的な代表者ティオリナ・マルパウンさん(49)は同日までに取材に応じ、「10月12日を『平和の日』として思い出してほしい」と訴えた。  ティオリナさんは、同僚2人と車で移動中にテロに巻き込まれたものの、奇跡的に助かった。しかし、目を負傷し2度手術。今も完全な状態ではなく、定期的に眼科に通うという。  「二度とこうしたことを繰り返さないためにも、そしてあの時、人々が宗教や民族の違いを乗り越えて協力したことを思い出すためにも、『平和の日』が必要」。ティオリナさんは力を込めた。  団体は同日夕、慰霊式典をバリ島で開催。旅行中に命を落とした横浜市の会社員鈴木康介さん=当時(34)=と由香さん=同(33)=の大阪府と岐阜県に住む両親は、一昨年、昨年に続き出席を取りやめた。今回は移動に伴う負担を考慮したという。  ティオリナさんは「3年前には、私が経営する出版社で康介さん夫妻の本を出そうという話もしていたが、前に進んでいない」と肩を落とした。 【時事通信社】 〔写真説明〕インドネシアのバリ島で2002年に起きた爆弾テロの遺族らでつくる団体「イサナ・デワタ」の実質的な代表者ティオリナ・マルパウンさん(本人提供・時事)
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