米は「ナチスと同じ」＝ウクライナ支援で―ロシア外相

　ロシアのラブロフ外相は３日、ウクライナ侵攻に絡み、米国が西側諸国を巻き込んでゼレンスキー政権に重火器などを支援する現状について「ナチス・ドイツによる（第２次大戦の）ソ連侵攻と同じだ」と主張した。東・南部４州を併合する条約批准法案の可決に際し、下院で発言した。 　併合条約は４日に上院で批准後、プーチン大統領が法案に署名して、手続きが完了する。 　ラブロフ氏は下院で「米国は現在、事実上すべての西側諸国を配下に置くとともに動員し、ウクライナを対ロシア戦争の道具に変えようとしている」と発言した。その上で「（ナチス総統）ヒトラーがソ連を侵攻するために欧州諸国の大半を武装させたのと同じだ」と持論を展開した。　【時事通信社】 〔写真説明〕３日、モスクワのロシア下院で発言するラブロフ外相（手前中央）（ＥＰＡ時事）