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只見線、11年ぶり全線再開=「地域の宝」復活、豪雨で被災―始発列車にトラブル、混乱も・JR


 福島、新潟両県を結ぶJR只見線は、豪雨災害で不通となっていた福島県内の一部区間の復旧が完了し1日、11年ぶりに全線運転を再開した。ただ、会津若松駅(福島県会津若松市)を出発した下りの始発列車で車両トラブルが発生し、上下ともに一時運転を見合わせるなど混乱。沿線各駅や線路沿いでは地元有志らが、「地域の宝」復活を祝うため、列車の通過を心待ちにした。  下り列車は午前7時ごろに非常ブレーキが作動し、塔寺(同県会津坂下町)―会津坂本(同)間で緊急停止した。このため乗客190人は代行バスなどで移動した。  只見線は会津若松―小出(新潟県魚沼市)間の135.2キロを結び、山間部の絶景を楽しめる「秘境路線」として知られ、鉄道ファンの人気も高い。しかし、2011年7月の新潟・福島豪雨で線路への土砂流入や橋梁(きょうりょう)の流失などの甚大な被害を受け、福島県内の会津川口(金山町)―只見(只見町)間の27.6キロが不通となり、代行バスが運行されていた。   JR東日本は当初、乗客数が少ないことからバスへの転換を提案したが、地元は強く反対。線路などの復旧費約90億円のうち、3分の2を福島県と会津地方の17市町村が負担し、国も一部補助を出すことで存続が決まった。復旧後の維持費年間約3億円も自治体が負担する。  今後、会津川口―只見間は1日3往復の定期運行を実施。休日を中心に車窓から紅葉を楽しむ特別列車なども運行する。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕JR只見線が全線で運転再開し、只見川に架かる橋を渡る列車=1日午前、福島県金山町
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