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放射性物質研究の新施設公開=福島原発の処理水分析―原子力機構


 日本原子力研究開発機構は25日、東京電力福島第1原発敷地内(福島県大熊町)に新設した「放射性物質分析・研究施設第1棟」の完成式を行い、報道陣に内部を公開した。同機構は、第1原発の処理水が海洋放出される前に、第三者の立場から施設内で成分などを分析する。10月から運用を開始し、今年度内に信頼性の高い分析体制の構築を目指す。  第1棟では、処理水に含まれる放射性物質トリチウムの濃度や、他の放射性物質が含まれていないかなど約2カ月かけて分析する。がれきや伐採木といった放射性廃棄物の処分方法の研究も行う。  東電は処理水について、来年春以降の海洋放出を目標に設備工事を進めている。ただ、風評被害への懸念などから漁業関係者らの反対は根強い。同機構の小口正範理事長は同日、記者団の取材に「安全性についてさまざまな意見があることは承知している。科学的根拠を明確にし、客観的かつ透明性のある検証をしていくことが機構の最大の任務だ」と強調した。   今後新設される第2棟では、原子炉内に溶け落ちた核燃料(デブリ)など高線量の物質も分析し、廃炉に向けた研究を進める。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕東京電力福島第1原発敷地内に新設された放射性物質の分析・研究施設の完成式=25日午後、福島県大熊町 〔写真説明〕放射性物質の分析・研究施設で行われる処理水の分析作業=25日午後、福島県大熊町
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