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骨髄ドナー数、伸び悩み長期化=コロナ禍の登録増1.2万人―第6、7波の影響深刻


 白血病患者らへの骨髄移植を仲介する骨髄バンクで、ドナー(提供者)登録者数の伸び悩みが長期化していることが4日、全国骨髄バンク推進連絡協議会(東京都千代田区)への取材で分かった。新型コロナウイルス感染拡大以降の約2年8カ月では、約1.2万人の増加にとどまっている。今年は流行の「第6波」「第7波」の影響が深刻で、関係者は危機感を募らせている。  協議会などによると、ドナー登録は1992年に始まり、2010年以降は一部を除き年1万1000人~2万4000人台のペースで増加。競泳の池江璃花子選手が白血病を公表した19年は、前年より3万4000人近く増えた。  ところが20年1月に新型コロナ感染者が国内で初めて確認され、4月には緊急事態宣言が出た。各地で外出自粛や一斉休校が広がり、献血ルームや大学・企業に派遣する献血バスでの登録呼び掛けが困難になった。  ドナーは55歳を迎えると登録が抹消される。そのため20年の登録数は前年比1919人、21年も9478人の増加にとどまった。  今年に入ると、オミクロン株による感染が全国で拡大。7月末時点の登録者は53万9855人(速報値)で、年初からの増加はわずか1420人。新型コロナ拡大前の19年末からは1万2634人増えただけだった。  協議会の梅田正造副理事長は「白血病などは命に関わる病気で、登録者数の伸び悩みは切実な問題だ」と強調。「感染対策に注意した上で、特に若い人たちに協力してほしい」と話している。 (了) 【時事通信社】
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