コロナ死者、全国に拡大＝各県ごとでは減少―第７波

　国内で新型コロナウイルスに感染して亡くなった人が２３日は３４３人となり、１日当たりの死者数では年明け以降の感染「第６波」を上回って最多を更新した。第６波では新規感染者の多い一部の都道府県で大部分を占めていたが、今回の第７波では都道府県ごとの死者数が第６波よりも少なくなり、全国に広がっている。 　「第６波」で死者が最も多かった２月２２日（３２７人）は大阪府が６８人、神奈川県が３３人、兵庫県が３１人と続き、８都道府県で全体の７割を占めた。 　これに対して２３日は最多の大阪で４２人、東京都と神奈川県で２５人、埼玉と福岡両県で１９人と死者数は第６波よりも減った一方で、４３都道府県で確認された。 　死者が３１１人を数えた今月１６日も同じような傾向で大阪４４人、愛知県２６人、東京と福岡２２人だったが、全国で確認されたのは４０都道府県に上った。 　一方、厚生労働省によると、重症者数は第６波のピークで約１５００人だったのに対し、第７波ではこれまでのところ６００人台で推移している。　（了）【時事通信社】