事故死の１７歳少年が関与か＝母娘刺され重傷―福岡県警

　北九州市小倉北区の住宅街で１３日夜、女性（３７）と高校１年の娘（１５）が刺されて重傷を負う事件があり、直後に近くのＪＲ南小倉駅付近で男性が電車にはねられ死亡した。福岡県警は１５日、亡くなったのは東京都葛飾区、職業不詳の少年（１７）と発表。捜査関係者によると少年は娘の知人とみられ、県警は刺傷事件との関連を慎重に調べている。　 　小倉北署によると１３日午後９時５０分ごろ、通行人から「女性が助けてと叫んでいる」との通報があり、駆け付けた同署員が腹部などを刺され血を流している２人を発見した。女性は「帰宅したら玄関から若い男が出てきて刺された」と説明。現場には血の付いたナイフのようなものが落ちていた。 　少年が電車にひかれたのは約２０分後の午後１０時１０分ごろ。刺傷事件の現場からは６００メートル余り離れており、付近には自転車が残されていた。県警は現場の状況から自殺の可能性が高いとみている。（了）【時事通信社】