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米政権の関与強化に期待=ペロシ下院議長訪問―台湾専門家


 【台北時事】中国が軍事的対抗措置を強める中で、ペロシ米下院議長の訪問決行は台湾にとってどのようなメリットがあったのか。外交・安全保障が専門の郭育仁・中山大教授は、ペロシ氏の訪台の動機について「米政府の外交政策の重点をインド太平洋地域に戻す意図があった」と解説。今回の訪台がバイデン政権の台湾関与強化につながることに期待感を示した。  郭氏は、ペロシ氏の訪台の背景には、最近のバイデン大統領の対中政策に対する党派を超えた議員の「強い不満」があると分析する。バイデン氏は、中国の習近平国家主席との電話会談や首脳会談を積極的に模索。その目的は「ウクライナ戦争を一段落させるため、ロシアに対する態度について習氏とコンセンサスを得ること」だが、多くの議員は中国との合意形成に懐疑的だ。  また、郭氏は2018年に米議会で成立した、高官往来を促進する「台湾旅行法」に基づきペロシ氏が訪台したことを評価。「下院議長が来たことで、同法を活用した相互交流が活発化するのは良いことだ」と述べた。  訪台をめぐる中国による軍事的圧力の強化に関しては「共産党の内部向けに強烈な対抗措置が必要だが、やり過ぎれば対米関係が深刻化する」と指摘。秋の党大会を目前に対米関係を悪化させることは習氏にとって得策ではなく、軍事衝突には至らないとの見方を示した。 【時事通信社】
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