日米韓、８月１日から共同訓練＝北朝鮮念頭、ミサイル対応

　【ソウル時事】日米韓は８月１～１４日の予定で、米ハワイ沖海上で弾道ミサイルの探知・追尾の共同訓練を実施する。韓国軍関係者が３１日明らかにした。ミサイル発射を繰り返す北朝鮮に対応するため、日米韓の防衛・国防相は６月の会談で、警戒活動と探知・追尾の共同訓練の実施で合意していた。 　訓練名は「パシフィック・ドラゴン」。自衛隊や米軍、韓国海軍に加え、オーストラリア、カナダの軍も参加する。訓練は、６月末から行われている多国間海上訓練「環太平洋合同演習（リムパック）」に合わせて実施される。弾道ミサイルへの対応能力と連合作戦遂行能力の強化が狙い。 　韓国の聯合ニュースによると、弾道ミサイルを想定して発射した模擬弾を訓練参加国が探知・追尾し、米軍が迎撃する形で訓練を行う予定という。日米韓のこうした訓練は、過去にもほぼ２年ごとのリムパックに合わせて行われてきたが、韓国の文在寅前政権下では公開されなかった。　【時事通信社】