穀物輸出で合意署名式＝ロシア、ウクライナなど４者

　【イスタンブール時事】トルコ最大都市イスタンブールで２２日、ロシアとウクライナの代表団が穀物輸出に関する合意文書への署名式に臨んだ。トルコのエルドアン大統領と国連のグテレス事務総長も出席。問題解決に向けた期待もあるが、ロシアの軍事侵攻で停滞しているウクライナ産穀物の輸出正常化には、なお時間を要しそうだ。
　ロシアがウクライナへの本格的な軍事侵攻を開始した２月以降、両国が懸案解決に向けた主要な合意に応じるのは今回が初めて。仲介役のトルコと国連を加えた４者の枠組みで、世界的な食料危機拡大を防ぐための協議が続けられていた。　【時事通信社】
〔写真説明〕ロシアの侵攻下でも進むウクライナの穀物収穫＝６月１４日、南部オデッサ州イズマイル近郊（ＡＦＰ時事）
〔写真説明〕トルコのエルドアン大統領＝６月２９日、マドリード（ＡＦＰ時事）
〔写真説明〕国連のグテレス事務総長＝６月１日、ストックホルム（ＡＦＰ時事）