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数カ月前に銃自作か=山上容疑者、宗教団体に恨み=左上腕部に銃弾、動脈損傷―安倍元首相銃撃・奈良県警


 奈良市で参院選の応援演説中だった自民党の安倍晋三元首相(67)が銃撃されて死亡した事件で、逮捕された元海上自衛隊員の山上徹也容疑者(41)が、数カ月前に銃を自作した疑いがあることが9日、捜査関係者への取材で分かった。  また、山上容疑者が奈良県警の調べに対し、「特定の宗教団体に恨みを持っていた」と供述したことも判明。安倍氏の訪問はホームページで知ったとも話しており、県警は元首相を狙った目的や経緯などについて調べを進める。  県警は9日、司法解剖の結果、死因は左上腕部から入った銃弾が、左右の鎖骨下にある動脈を損傷したことによる失血死と発表した。安倍氏の遺体を乗せた車は同日朝、奈良県立医科大付属病院を出発。同日午後に東京都内の自宅に到着した。   山上容疑者は8日午前11時半ごろ、近鉄大和西大寺駅前で演説中だった安倍氏を銃撃し、現行犯逮捕された。安倍氏は首と胸付近から血を流し、病院に搬送されたが午後5時すぎ、失血のため死亡した。  現場に残された銃は、山上容疑者が自作したとみられ、長さ40センチ、高さ20センチ。逮捕後実施された奈良市の同容疑者宅の捜索でも、これと似た手製の銃とみられるものが数丁発見された。捜査関係者によると、うち少なくとも1丁は数カ月前に作られていたという。  山上容疑者は県警の調べに対し、銃撃したことを認めた上で、「安倍元首相が宗教団体とつながりがあると思って犯行に及んだ」と話し、「(安倍氏の)政治信条への恨みでやったわけではない」と供述。安倍氏が奈良県に来ることはホームページを見て把握し、電車で現場に行ったとも話しているという。  防衛省関係者によると、山上容疑者は2002年に任期制自衛官として採用され、3年間の任期を満了して05年に除隊。配属された海上自衛隊の部隊では実弾の射撃訓練も受けていた。(了)【時事通信社】
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