内装工事元社長ら２人在宅起訴＝４１００万円脱税―東京地検

　架空の外注費を計上し、法人税など計約４１００万円を脱税したとして、東京地検特捜部は７日、法人税法違反などの罪で内装工事会社「大和建装」（東京都府中市）を起訴し、同社の小林希一郎元社長（５４）＝同市＝と取引先会社の塩川徹也代表（４５）＝山梨県昭和町＝を在宅起訴した。 　起訴状などによると、小林元社長は、塩川代表の会社に外注したように装い、２０１９年８月期までの３年間で所得計約１億７４００万円を隠し、法人税など計約４１００万円を脱税。塩川代表は架空の請求書４０通を作成し、脱税をほう助したとされる。 　関係者によると、小林元社長は塩川代表に現金でキックバックさせて自宅に保管。同代表には謝礼として５％程度を支払っていたという。 　東京国税局査察部が昨年７月、小林元社長と大和建装を告発していた。　（了）【時事通信社】