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ヨコヅナイワシ、世界最大と判明=深海硬骨魚類、全長2.5メートル―海洋機構


 静岡県沖の駿河湾で発見された深海魚ヨコヅナイワシについて、海洋研究開発機構は1日、全長2.5メートルの個体が新たに見つかり、水深2000メートル以上に生息する骨が硬い魚類としては世界最大であることが分かったと発表した。駿河湾のはるか南にも分布することも判明した。  海洋機構は2020~21年、海底の生物多様性を調べるため、駿河湾から南の広い海域で海水を採り、その中に含まれる生物の皮膚やふんなどのDNAを解析した。その結果、駿河湾の南約400キロにある、伊豆諸島・八丈島の南西地点などの海底付近でヨコヅナイワシの遺伝子配列が検出された。  21年10月には同地点の水深約2090メートルの海底にカメラを設置し、推定2メートル53センチの個体を撮影することに成功。皮膚に多くの寄生虫が付着し、餌かごに集まった他の魚を威嚇する姿も確認できた。  海洋機構は21年1月、駿河湾で新種の深海魚ヨコヅナイワシを発見したと発表していた。これまでに6匹を採集したが、全長は最大でも1メートル38センチで、世界最大のムネダラ(全長最大2メートル10センチ)には及ばなかった。  海洋機構の藤原義弘上席研究員は「体重や年齢の推定は難しいが、想像できないほど長生きしている可能性がある。これほど大きな魚を見落としてきたのは、深海における生態系の理解がまだまだ足りないということだ」と話している。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕大きく口を開けて他の魚を威嚇するヨコヅナイワシ(海洋研究開発機構提供)
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