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インフル、日本でも流行警戒=免疫減少か、豪州で急増―コロナと同時拡大懸念


 南半球のオーストラリアでインフルエンザ患者が急増している。過去2年間に流行せず免疫を持つ人が減ったことや、新型コロナウイルス対策が緩和されたことが要因とみられる。両者が同時流行する「ツインデミック」と言える状況で、専門家は「日本でも同様のことが起きる恐れがある。特に今季はインフルエンザのワクチン接種を受けてほしい」と訴える。  豪州は北半球の日本と季節が逆で、間もなく本格的な冬を迎える。豪州のインフル患者数は日本の流行を予測する重要な指標とされる。  豪州保健省によると、同国の患者数は例年6~9月ごろにピークを迎える。2020、21年は流行しなかったが、今年は4月末から患者報告数が急増。既に過去5年間で最も流行した17年8月を超えた。世界保健機関(WHO)によると、同じ南半球の南米チリやウルグアイでも患者が増えている。  厚生労働省によると、日本でも過去2シーズンは流行せず、免疫のない人が増えているとみられる。新型コロナの水際対策緩和により、今月から訪日観光客の受け入れも再開され、インフル流行の条件がそろったとの指摘もある。  既に集団感染事例も発生した。東京都立川市の小学校で3年生14人がインフル陽性となり、21、22日に学年閉鎖となった。  大阪大の忽那賢志教授(新興感染症)は「豪州のような同時流行が今冬の日本で起きる可能性は高い」と分析。「多くの人が発熱を訴えて病院などに行き、医療が逼迫(ひっぱく)する恐れがある。自治体などは今から患者受け入れ体制の整備に着手するべきだ」と指摘する。  その上で、「インフル予防策としても、手洗いや屋内でのマスク着用などの継続は非常に重要。特に2歳未満の小児や高齢者、基礎疾患がある人らは重症化予防のため、ワクチンを積極的に打ってほしい」と訴える。 (了) 【時事通信社】
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