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線状降水帯を集中観測=1日から予測開始―気象庁


 気象庁は31日、積乱雲が連なり大雨をもたらす線状降水帯の予測精度を向上させるため、防災科学技術研究所や長崎大など14大学・研究機関と連携して10月まで九州や東シナ海を中心に集中観測を行うと発表した。船などによる観測で東シナ海から九州への水蒸気の流入を捉えるほか、陸上のレーダーなどで線状降水帯の内部構造や時間的な推移を解明する。  同庁は線状降水帯の発生を予測し、半日前から気象情報で発表する運用を6月1日から始める。当初は広域の地方が対象で、精度も低いが、安田珠幾参事官は「まず(災害につながる)危険性を伝えたい。精度は段階的に引き上げる」と話している。  理化学研究所のスーパーコンピューター「富岳」(神戸市)でもシミュレーションを継続的に行い、気象庁が現在予報に使っているスパコンの予測結果と比較。数値予報モデルの改善につなげる方針。 (了)【時事通信社】
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