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引き揚げ後の船内捜索=不明者手掛かり探る―知床沈没事故・海保


 北海道・知床半島沖で26人が乗った観光船「KAZU I(カズワン)」が沈没した事故で、第1管区海上保安本部(小樽市)などは28日、海底から引き揚げ、作業台船に載せたカズワンの船内捜索を行った。事故ではなお12人が行方不明となっており、船内を詳細に調べ、手掛かりを探る。
 カズワンを載せた作業台船「海進」は27日午後、網走港(網走市)に到着。港に停泊した状態で、陸揚げに向けカズワン船体の水抜き作業をしている。同本部は船内捜索で行方不明者の発見につながる手掛かりがないか確認した上で、事故原因の究明に向けた捜査を本格化させる。 
 引き揚げ前の19、20日にも、沈没したカズワンの船内捜索が海中で行われたが、不明者は見つからなかった。
 同本部などは北方領土の国後島周辺海域にも範囲を広げて行方不明者の捜索を続けている。しかし、4月28日に半島東側の海上で乗客3人が見つかったのを最後に、身元が確認された不明者は発見されていない。関係者によると、同本部などは態勢を拡充した大規模な捜索を今月末に実施する予定という。
 水深約120メートルの海底に沈んだカズワンは、水面下約20メートルまでいったんつり上げられたが、24日午前、えい航中に水深約180メートルの海底に再び落下。27日未明に作業台船の上に引き揚げられ、その後網走港に入港した。(了)【時事通信社】
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