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日本赤軍、重信元幹部が出所=「治療とリハビリに専念」と声明―東京


 1974年のオランダ・ハーグの仏大使館占拠事件で有罪判決を受けた国際テロ組織「日本赤軍」の重信房子元最高幹部(76)が28日、懲役20年の刑期を満了し、収容されていた東日本成人矯正医療センター(東京都昭島市)から出所した。
 出所に際し、「再出発にあたって」と題した直筆の声明文を発表。自身や日本赤軍の活動による被害者に謝罪するとともに、武装闘争路線を「間違っていた」と記した。服役中、闘病を続けており、今後について「まずもって、治療と、リハビリに専念」とつづった。 
 共産主義者同盟赤軍派の活動家だった重信元最高幹部は71年、革命のための拠点建設を目指しレバノンに出国。70~80年代に世界各地でテロ事件を相次いで起こした日本赤軍を率いた。
 国際手配されていた2000年11月、大阪府内で潜伏中に逮捕されると、翌年に日本赤軍の「解散」を宣言。公判では無罪を主張したが、10年に懲役20年の有罪判決が確定した。がんを患い同センターに収容されていた。(了)
【時事通信社】
〔写真説明〕出所した国際テロ組織「日本赤軍」の重信房子元最高幹部(右から2人目)=28日午前、東京都昭島市
〔写真説明〕日本赤軍の重信房子元最高幹部の直筆の声明文=28日
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