核禁止条約の批准求める＝日本被団協、２回目の署名提出

　日本原水爆被害者団体協議会（日本被団協）は２０日、核兵器禁止条約への署名と批准を求める計９０万１５５４筆の署名を政府に提出した。外務省を訪れた木戸季市事務局長（８２）は「ロシアのウクライナ侵略で核による威嚇が行われている今、核兵器をなくすことでしか核戦争の危機を回避することはできない」と訴えた。 　署名活動は条約が発効した昨年１月から開始し、同１２月に６５万筆余りを提出。今回が２回目で、前回分と合わせて提出した。木戸氏は今年６月にウィーンで開催される第１回締約国会議への参加を決めており、「話す機会があれば、あの日の様子などを伝えたい」と語った。　 　国連軍縮部ホームページによると、条約は今月１８日時点で８６カ国・地域が署名、６１カ国・地域が批准している。（了）【時事通信社】