パラ選手が初のスポーツ大使＝東京都板橋区〔地域〕

　東京都板橋区は、区内に在住または練習拠点のあるパラリンピアン３人に「スポーツ大使」を委嘱した。２０１３年度に制度が始まって以来、パラ選手として初の就任。区主催イベントへの参加やスポーツ指導などを通じて、パラ競技や障害者スポーツの普及啓発を目指す。 　就任したのは東京パラリンピックでトライアスロン６位に入賞した木村潤平さん、卓球シングルスに出場した岩渕幸洋さん、北京パラリンピックに出場したノルディックスキーの森宏明さん。任期は２４年４月までの２年。 　区内出身・在住の森さんは委嘱式で、「地域の子どもたちや学校現場にも足を運び、皆さんと学びを深められたらいい」と語った。坂本健区長は「区民と共に、スポーツの素晴らしさやパラ競技の振興、発展のために尽力してほしい」と述べた。　（了） 【時事通信社】