民間人３００人超避難＝南東部マリウポリから―国連

　【ニューヨーク時事】国連と赤十字国際委員会（ＩＣＲＣ）は４日、ウクライナ南東部マリウポリとその周辺地域から、計３００人を超える民間人を安全な場所へ避難させることに成功したと発表した。ゼレンスキー大統領もビデオ演説で「３４４人が救出された」と明らかにした。 　国連のルブラニ在ウクライナ常駐調整官は声明で「多くの人が着の身着のままで来ており、必要なサポートをしていく」と強調。現在、南東部ザポロジエで支援を受けているという。 　３日には、国連とＩＣＲＣが仲介してマリウポリのアゾフスタル製鉄所から１００人超が退避を完了した。ルブラニ氏は「戦闘に巻き込まれた全ての民間人が避難できるよう、より多くのことがなされなければならない」と述べ、避難が進むよう交渉を続ける意向を示した。　【時事通信社】