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欧米首脳、一斉に対ロ非難=「戦争犯罪」責任追及―ウクライナ東部駅攻撃


 【ワシントン、ロンドン、パリ時事】ウクライナ東部ドネツク州クラマトルスクの鉄道駅が弾道ミサイルで攻撃され、多数の犠牲者が出たことを受け、欧米各国首脳は8日、一斉にロシアを非難した。各国首脳は「戦争犯罪」とみなし、ロシアの責任を追及する構えを強めている。  バイデン米大統領は8日、「また一つロシアが恐ろしい残虐行為を犯した。安全な場所に避難しようとしていた市民らを襲った」とツイート。駅攻撃はロシアの仕業だと言明した。サキ大統領報道官は8日の記者会見で、駅攻撃に関する調査に協力する意向を表明。「市民を標的にすることは戦争犯罪だ」と強調した。  また国防総省高官は、攻撃はトーチカ弾道ミサイルで行われたと指摘。クラスター弾が使用されたかは不明だという。クラマトルスクの鉄道駅について「戦略的な要衝にある」と述べ、攻撃にはウクライナ軍への物資供給などを絶つ目的があった可能性があると分析した。  ジョンソン英首相も「プーチン(ロシア大統領)自慢の軍隊がどれだけ救いようのないものかを示している。市民を無差別に攻撃する戦争犯罪だ」と断じ、「罪が見過ごされたり、処罰されなかったりすることはないだろう」と警告した。ジョンソン氏と共同記者会見したドイツのショルツ首相も「ロシア大統領はこれらの戦争犯罪に責任がある」と語った。  フランスのマクロン大統領はツイッターで「忌まわしいことだ」と非難した。さらに「公正な裁きが下されるよう、捜査を支援する」と提案。その上で「ウクライナの人々は最悪の状況から逃げている。われわれの思いは逃げ続ける家族と共にある」と連帯感を示した。 【時事通信社】 〔写真説明〕バイデン米大統領=6日、ワシントン(AFP時事)
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