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「好意」一転、逆恨み=動機語らない姿勢も―遠藤容疑者


 甲府市で昨年10月に起きた殺人放火事件で8日、遠藤裕喜容疑者(19)が殺人などの罪で起訴された。「交際を断られ、LINEをブロックされた」「一家全員を殺そうと思った」。同容疑者は捜査段階でこう供述した一方、少年審判では動機を語ろうとせず、「真摯(しんし)に向き合って反省する態度が見られない」などと批判された。  捜査関係者などによると、遠藤容疑者は殺害された井上盛司さん=当時(55)=と妻章恵さん=同(50)=の長女で、当時通っていた高校の後輩に一方的な好意を寄せていた。しかし、「思い通りにならなかった」といい、「事件の前にLINEがブロックされていると知った」という。  逆恨みに一転したとみられ、「家族4人全員の殺害」を計画。果物ナイフやなたに加え、「証拠隠滅のため」と放火に使うライター用オイル、「空き家での逃亡生活用」にと衣類や食料も調達した。自宅は井上さんの車を尾行することであらかじめ特定した。  昨年10月12日未明、自宅に侵入し、1階で井上さん夫婦を殺害。次女の頭をなたでたたき付けた後、放火し逃走したが、「逃げ切れない」として出頭した。  次女や難を逃れた長女は「憔悴(しょうすい)しきってる」(捜査関係者)状態で、警察が事件を目にしないようにとスマートフォンを一時預かるなどしたほどだった。  遠藤容疑者は当初、「大変なことをしてしまった」「後悔している」などと話すこともあった。しかし、少年審判では動機や目的を自ら語ろうとせず、甲府家裁は今月4日の決定で「内省が深まっているとは到底言えない」と指摘。事件の計画性、残虐さ、遺族の処罰感情から原則通り検察官送致を決定した。(了)【時事通信社】
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