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党大会へ人事加速=習氏側近のポスト注目―中国


 【北京時事】中国で習近平国家主席(共産党総書記)の3期目入りが見込まれる秋の党大会に向け、人事の調整が加速している。国営新華社通信は3月末、湖北、青海両省と寧夏回族自治区のトップ交代を伝えた。このうち湖北省トップの党委員会書記を退く応勇氏(64)は習氏側近の一人で、今後の処遇に注目が集まっている。  新華社は3月29日、党中央が応氏の後任に王蒙徽・住宅都市農村建設相(62)を充てる人事を決めたと伝えた。応氏については「年齢を理由に」職務を離れると報道。異動先のポストは明らかになっていない。  応氏は習氏の浙江省勤務時代の部下で、同省で公安・司法畑を歩んだ後、2017年に上海市長に抜てきされた。20年に新型コロナウイルス感染で混乱する湖北省へ送り込まれ、「火消し役」として手腕を発揮。こうした功績などから、要職に起用されるとみられていた。  ただ、新華社電が「年齢を理由に」と付記したことや「別途任用する」という文言がないことが、臆測を呼んでいる。香港メディアの香港01は「引退し『第二線』に行くことを示唆している」と分析。シンガポールの中国語紙・聯合早報は、第一線から退けば「多くの人にとって予想外になる」と指摘した。一方、香港紙・星島日報は、高官が退職年齢を過ぎてから再び要職に就く例もあるとして、「再生」がないわけではないと報じた。  こうした中、同じ習氏側近でコロナ対応に苦戦しているのが李強・上海市党委書記(62)だ。李強氏は李克強首相の後任候補の一人とされ、前段として副首相への異動が取り沙汰されてきた。ただ、上海では3月以降、コロナの市中感染が急速に広がり、東西で時期を分けた事実上のロックダウン(都市封鎖)を余儀なくされた。コロナ対応の成否が李強氏の昇進を左右する可能性もある。 【時事通信社】 〔写真説明〕中国の応勇上海市長(当時)=2017年3月、北京(EPA時事) 〔写真説明〕中国の李強・上海市党委員会書記=2019年3月、北京(EPA時事)
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