ウクライナ侵攻中は休刊＝ノーベル賞編集長のロシア紙

　ロシアの独立系紙「ノーバヤ・ガゼータ」は２８日、ロシアのウクライナ侵攻が終わるまでの間、紙面の発刊と電子版での記事掲載を一時休止すると発表した。インタファクス通信によると、広報担当者は「通信監督当局から２度にわたり警告を受けたため」と説明している。 　同紙は２０２１年のノーベル平和賞受賞者ドミトリー・ムラトフ氏が編集長を務め、侵攻を批判的に報道。当局から記事削除を要求され、郵便局が配達を拒否する動きも広がっていた。 　２７日にウクライナのゼレンスキー大統領に他のロシア紙と共にインタビューしているが、関連は不明だ。　【時事通信社】 〔写真説明〕ロシア独立系紙「ノーバヤ・ガゼータ」編集長のドミトリー・ムラトフ氏＝２０２１年１２月、オスロ（ＡＦＰ時事）