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ライフライン復旧急ぐ=被災地「断水いつまで」―震度6強の宮城、福島


 宮城、福島両県で最大震度6強を観測した地震で、断水や停電は18日も一部地域で続き、両県はライフラインの復旧を急いでいる。断水は少なくとも宮城県内で2万戸以上、福島県では5市町の一部で継続。東北電力によると、停電は解消に向かいつつあるものの、同日午前11時時点でなお宮城県の約200戸、福島県の約3200戸で続いている。  総務省消防庁によると、地震による死者はこれまでに両県で3人、けが人は11県で計171人確認されている。  宮城県大崎市では約1万戸が断水。18日早朝から自衛隊による給水が田尻地区などで行われ、大勢の住民が集まった。  同地区の鈴木収吾さんは複数の給水容器を持参し、計50リットルの水を受け取った。「容器はもっと欲しかった。妻と息子家族の計7人分なので、あと2回は給水に来ないといけない」と話した。スーパーなどでは、容器の品切れも出始めているという。  近所の藤井京子さん(75)も息子家族との6人暮らし。「(水が使えないと)トイレとお風呂が困る。浴槽にためた水をペットボトルでくんでトイレを流している。お風呂は隣町の娘の実家に入りに行った」と語った。  夫婦で農業を営む佐々木英雄さん(75)は、どこで行われるのか防災無線で聞き取れず、友人から話を聞いて給水に訪れた。「断水がいつまで続くのかも知らされていないので、心の目標ができない」とやるせなさを隠せない様子だった。  勤務先で使う水をもらいに来たという会社員の女性(58)は、東日本大震災の教訓を生かし、「(水を節約するため)食器にラップを巻いて洗い物をしないようにするなど、工夫している」と明かした。  東北新幹線の不通による影響も大きく、仙台駅周辺の高速バス乗り場には朝から多くの利用客が訪れた。JRバス東北は通常の1日3便を8便に増やした。18日は新宿駅と東京駅行きの15台を運行するが、既に満席という。東京から出張中の会社員山崎洋介さん(46)は「普段は新幹線で来ていたので、使えないと不便。週明けから別の仕事があるので日曜には戻りたい」と困った様子。「他のバスの空きも確認してみます」と足早に去って行った。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕地震による断水が続き、給水を受ける人たち=18日午前、宮城県大崎市 〔写真説明〕断水が続く宮城県大崎市の田尻地区で給水活動に当たる自衛隊員=18日午前、同市 〔写真説明〕地震による断水が続き、容器を手に給水に訪れた人たち=18日午前、宮城県大崎市
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