starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

元大学院生がデータ改ざん=発表後に撤回の論文3本―名古屋大


 名古屋大は16日、トランスフォーマティブ生命分子研究所の伊丹健一郎教授(合成化学)らの研究チームがいったん発表後に取り下げた3本の論文について、調査の結果、元大学院生による研究データの改ざんや捏造(ねつぞう)があったと公表した。  3本の論文はいずれも次世代の炭素素材に関する論文で、2019、20両年に英科学誌ネイチャー電子版などで発表された。研究チームの研究員が、元大学院生が採取したデータを再現しようと実験した際、論文通りのデータを得られなかった。このため、伊丹教授らは3本とも論文を撤回。同大は外部委員を含めた調査委員会を設置し、不正の有無を調べていた。  調査の結果、論文中の実験データで、すり替えや捏造など不正が50カ所以上確認された。いずれも元大学院生が関与した実験のデータだったという。  同大によると、調査委の聞き取りに対して元大学院生は不正への関与を否定したが、調査委は「データを自由に操作できたのは元大学院生以外にはあり得ない」などと判断。元大学院生の不正行為を認定したという。 (了)【時事通信社】
    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.