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逮捕の役員「報告なかった」=元部長は違法性否定―SMBC日興相場操縦


 SMBC日興証券幹部らが株価維持を目的に相場操縦をしたとされる事件で、逮捕された同社専務執行役員ヒル・トレボー・アロン(51)、執行役員アバキャンツ・アレクサンドル(44)両容疑者が東京地検特捜部の調べに対し、自社資金による不正な買い注文について「部下から報告を受けていなかった」などと供述し、容疑を否認していることが8日、関係者への取材で分かった。  一方、2人の部下だった元部長の山田誠(44)、岡崎真一郎(56)両容疑者は、「正当な業務だった」などと違法性を否定しているという。  特捜部は、押収した資料やデータから4人が意思疎通を図っていたことを確認。利益追求のために不正な買い支えを行っていたとみて詳しく調べている。   関係者によると、ヒル、アバキャンツ両容疑者は、今回問題となった「ブロックオファー」取引について、「自分たちの部門にとってそこまで重要ではない。(山田容疑者を)信頼して任せていた。共謀はしていない」などと話しているという。  一方、山田、岡崎両容疑者は、ブロックオファーの流れや、逮捕容疑となった5銘柄の買い注文があったことなどは認める一方、「正当な業務で、犯罪に当たると思っていなかった」などと供述しているという。  4人は2019年12月~20年11月、ブロックオファー取引の対象だった科学機器販売会社や金融機関など5社の株式の買い注文を大量に入れ、相場を維持しようとした疑いが持たれている。5銘柄の取引のうち、山田容疑者は全て、岡崎容疑者は4件、ヒル容疑者は2件、アバキャンツ容疑者は1件に関わったとされる。(了)【時事通信社】
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