米、ウクライナ支援を拡大＝国境沿いで外相会談

　【ワシントン時事】ブリンケン米国務長官は５日、ウクライナと国境を接するポーランド南東部のコルチョバを訪れた。また、国境沿いでウクライナのクレバ外相と会談。その後、ブリンケン氏は共同記者会見に臨み、「ウクライナへの支援を拡大する」と表明した。米国務省が発表した。 　クレバ氏は「われわれが最も必要としているのは戦闘機や防空システムだ」と述べ、米側にさらなる軍事支援を求めた。一方、ウクライナ側の要求にどう回答するか問われたブリンケン氏は「すべて（の選択肢を）検討している」と述べるにとどめ、具体策には踏み込まなかった。 　クレバ氏はまた、「制空権を失えば、地上でさらに市民の血が流れる」と訴えた。北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）のストルテンベルグ事務総長が４日にロシア機の爆撃を防ぐ飛行禁止区域に否定的な見解を示したことについては「残念だ。ＮＡＴＯの弱さの証しだ」と不満を示した。　【時事通信社】