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骨髄移植支援基金が枯渇=コロナ影響、寄付激減―14日からネット募金・全国連絡協


 白血病患者への骨髄移植を支援する全国骨髄バンク推進連絡協議会(東京都千代田区)の基金が枯渇状態となっていることが12日、協議会への取材で分かった。新型コロナウイルス禍で企業からの寄付がなくなったのが要因だ。患者への治療費助成が途切れる恐れがあり、協議会は14日からクラウドファンディング(CF)で資金を募る。  枯渇状態なのは、寄付者の名前にちなみ1995年に設立された「きち子基金」。骨髄移植は移植を実施する月だけで約30万円の自己負担が必要な例もあり、家族の交通費も別に掛かる。基金は骨髄液などの造血細胞移植を望むが、経済的に困窮する患者が対象で、条件が合えば最大30万円助成する。これまでの助成総額は約8500万円に上る。  基金は過去3回枯渇し、最近では2014年9月に助成受け付けを2年間休止した。14年度以降は企業寄付を基金に充当することにし、収入は300万~600万円台で推移していた。ただ新型コロナの影響で企業寄付がなくなり、20年度は約53万円、21年度(昨年12月末時点)は44万円近くに激減した。  各年度の助成数は20件程度で、総額は250万~290万円台。21年度(同)も280万円近くだったが、新型コロナの影響で収入が減り、医療費負担が重いとの声が多い。1000万円前後で推移してきた基金残高は20年度に激減。協議会は一般会計から資金を繰り入れるが、実質的な残額は1月末時点で46万円弱だ。  協議会は助成継続のためCFの実施を決定。若木換副理事長は「新型コロナで経済的に困窮する患者は多く、基金継続に力を貸してほしい」とした上で、「患者は骨髄移植という『命のリレー』なしには助からない。新型コロナの影響で減少した骨髄ドナーへの登録にも協力して」と訴える。  CFの目標は300万円で3月31日まで続ける。URLはhttps://readyfor.jp/projects/kichiko。 (了) 【時事通信社】
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