英国防相、外交解決に期待＝ロシア側は武器供給停止迫る

　ウォレス英国防相は１１日、モスクワを訪問し、ロシアのショイグ国防相と会談した。ロイター通信などによると、会談冒頭、北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）不拡大を含むロシアの要求などに触れ「外交を通じて共に問題を解決できる」よう期待すると語った。 　ショイグ氏は、ウクライナ情勢の緊迫に言及した上で「われわれの責任ではない」と主張。自軍の集結は棚に上げつつ「（欧米は）ウクライナへの武器供給をやめるべきだ」と迫った。 　ロシア側によれば、英ロ国防相会談は２０１３年以来。ウォレス氏は先にＢＢＣラジオで「（ロシアが）近く核戦略演習を始める」との見通しを述べ、事態の悪化に懸念を示している。　【時事通信社】