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突発トラブル、高度上がらず=海中捜索を本格化―空自F15事故1週間


 航空自衛隊のF15戦闘機が消息を絶った事故は、搭乗員2人の安否が不明のまま、7日で発生から1週間。事故機は離陸後、高度を上げられず、緊急対応もできないまま海に墜落したとみられる。空自は海上自衛隊の協力を得て、海中の捜索を本格化。突発的な機体トラブルの可能性を視野に調査を続けている。  事故は1月31日午後5時半ごろ発生。小松基地所属のF15が訓練で離陸した約1分後、基地の西北西約5キロの海上でレーダーから消失。周辺で機体の破片が回収され、防衛省は墜落したと推定した。捜索は続いているが、乗っていた1等空佐(52)ら2人の行方は分かっていない。  直前の点検に問題はなく、アフターバーナーで加速して離陸する様子や、右旋回して訓練空域に向かったルートにも特異な点はなかった。  ただ、基地管制官は進路方向にオレンジ色の発光を目撃。位置は高くなく、光源が上空か水面かは判別できなかったという。F15は1分間で高度1万メートルに達する能力があり、空自の元パイロットも「一般的な上昇ペースなら、離陸1分後は3000~4000メートルにいるはず」と話す。何らかの異常で離陸直後から高度が上がらなかった可能性が高い。  管制官の呼び掛けに応答はなく、機体の異常を知らせるエマージェンシー宣言をした形跡もなかった。緊急脱出装置の使用時に位置を知らせる救難信号も確認されていない。空自関係者は「熟練パイロットが2人いて、緊急対応できないほどの急なトラブルとは」と首をひねる。  浮遊物や漂着物の捜索で水平尾翼や燃料配管の一部が新たに回収されたが、操縦席など機体中心部やフライトレコーダーは見つかっていない。海自は潜水艦救難艦を投入。ソナーで海底の突起や金属反応を探知し、無人潜水艇で確認するなどしている。防衛省は機体が見つかれば引き上げ、原因解明につなげる方針だ。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕消息を絶った航空自衛隊のF15戦闘機(空自小松基地の公式ツイッターより)
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