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北の若、新十両で手応え=北の富士さんが認める逸材―大相撲


 関取としての滑り出しはまずまずだったと言えそうだ。北の若(21)=本名斎藤大輔、山形県出身、八角部屋=は、新十両だった大相撲初場所で8勝7敗と勝ち越し。9日目に7勝目を挙げてから3連敗の足踏みもあったが、「緊張感の中で相撲が取れた。いい経験だった」。前向きな言葉に、ひたむきさがにじんだ。  角界入りのきっかけは出身地の山形県酒田市にある。中学生の頃、元横綱の北の富士勝昭さんの妹夫婦が経営するちゃんこ店へ母とともに行った。有望株がいるとの報告を受けて会った北の富士さんも素質を感じ、弟子の元横綱北勝海が師匠を務める八角部屋への入門を勧めた。  埼玉栄高3年の時には高校横綱に輝き、国体の少年個人も制してプロ入り。期待は大きく、入門を決めて酒田市長を表敬訪問した際には、北の富士さんが付き添ったほどだった。  2019年春場所で初土俵を踏み、序ノ口デビューから8場所連続で勝ち越し。前評判にたがわぬ実力を示したが、幕下上位で壁にぶち当たった。  安易にまわしを狙う相撲が通用せず、20年11月場所からの4場所で3度も負け越し。「自分を見詰め直して吹っ切れた」。四股やすり足など、基礎から修正。足を前に出し続けて攻める取り口を身に付け、関取の座を引き寄せた。  初場所で給金を直した13日目は大奄美戦。強く当たってまわしを引き、上手投げで仕留めた。幕内経験者を破り、「自分の相撲ができた。真っ向勝負をしたのがよかった」と手応えをつかんだ様子。横綱千代の富士も育てた名伯楽も認める逸材の行く末に、夢が広がる。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕初場所で取組に臨む北の若=18日、東京・両国国技館
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