郵便物７０００通を投棄容疑＝ワクチン接種券も、局員逮捕―大阪府警

　郵便物約７０００通を配達せず雑木林に捨てたとして、大阪府警は１８日までに、郵便法違反容疑で、堺市にある日本郵便美原郵便局員、原康之容疑者（２０）＝大阪府富田林市中野町＝を逮捕した。 　府警によると、容疑を認め、昨年秋ごろから配りきれなかった郵便物をため込んでいたと供述。自宅からはさらに約４０００通が発見されたという。 　逮捕容疑は１６日午後４時２０分ごろ、堺市美原区の雑木林に郵便物計約７０００通を、４５リットルのごみ袋１３袋に入れて捨てた疑い。 　中には新型コロナウイルスワクチンの接種券も複数枚あった。雑木林で原容疑者を目撃した近隣住民が、ごみの不法投棄を疑って通報した。　 　日本郵便近畿支社は「お客さまの信頼を損なうこととなり深くおわびする。今後こうした事案が発生しないよう、指導を徹底していく」とコメントを発表した。（了）【時事通信社】