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原子炉格納容器内の調査開始=1号機に水中ロボ投入―福島第1、デブリ確認へ・東電


 東京電力は12日、福島第1原発1号機の原子炉格納容器内部の調査を始める。複数の水中ロボットを使い、事故で溶け落ちた核燃料(デブリ)や堆積物の撮影などを試みる。調査は8月ごろまでの予定で、得られた情報はデブリの取り出し方法の検討に活用する。  2011年3月の事故で1号機の炉心にあった核燃料は溶融し、ほとんどが格納容器内に落ちたとみられている。東電は17年3月にも調査を実施したがデブリは確認できず、撮影に成功した2、3号機と違い詳しい状況は分かっていない。  今回の調査では、異なる機能を持つ6種類の水中ロボットを使用。いずれも格納容器底部にたまった水の中を移動し、有線で遠隔操作する。  操縦用ケーブルが障害物に引っ掛かるのを防ぐため、東電は格納容器の内側に沿ってリング状の器具を取り付け、その中をケーブルが通る方式を採用した。12日はリングを設置する円筒形のロボット(直径25センチ、長さ約110センチ)を使用する。  その後、さまざまなカメラやセンサーを備えた5種類のロボットを順次投入。格納容器下部にたまった堆積物の厚さや、デブリの位置などを調べる。堆積物のサンプル回収や原子炉圧力容器を支える台座の内側の撮影も試みる。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕東京電力福島第1原発1号機の内部調査に使われる水中ロボット(国際廃炉研究開発機構、日立GEニュークリア・エナジー提供)
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