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中間選挙へ「対トランプ」攻勢=バイデン米大統領、投票権法案に照準―議会襲撃1年


 【ワシントン時事】バイデン米大統領は6日、連邦議会襲撃から1年の節目に行った議会演説で、トランプ前大統領を集中的に批判した。中間選挙が11月に迫る中、攻勢を強めて局面を打開する狙いがある。一方、共和党との対立が明確となった投票機会の擁護に関する法案の成立を急ぐ考えも示した。  「彼はただの前大統領ではない。『敗北した前大統領』だ」。これまでトランプ氏への直接の言及を避け、「大人の対応」に徹してきたバイデン氏だが、この日は明らかに様子が違った。トランプ氏の「独裁」に口をつぐむ共和党穏健派に対しても、「一人の人間による支配でなく、法の支配を支持する共和党員とは共に働きたい」と揺さぶりをかけた。  強気の姿勢の背景には、バイデン氏を取り巻く環境の厳しさがある。支持率は40%程度で低迷を続け、看板の大型歳出法案も民主党内の反対で窮地にある。守勢から抜け出すため「トランプたたき」に追い込まれたとも見え、就任時に誓った「国民の融和」の難しさがにじんだ。  トランプ氏は演説にすぐさま反応。「自身の失敗から目をそらす政治劇だ」とこき下ろした。共和党議員のほとんどは6日の記念行事に出席せず、党派による分断の継続を強く印象付けた。  目下、バイデン氏が照準を定めるのは選挙での投票機会を確保する法案だ。共和党が知事を擁する州で、一部有権者の投票権制限につながる州法が次々に成立しているためで、バイデン氏は演説でも「非民主主義的、非米国的だ」と是正を明言した。  バイデン氏は11日、ハリス副大統領とともに南部ジョージア州で同法案をめぐって演説する。同州のケンプ知事(共和党)は昨年、期日前投票などの制約を強化する州法改正を行っており、政権トップ2人が直接乗り込んで投票権擁護の必要性を訴える。 【時事通信社】 〔写真説明〕6日、ワシントンで、米連邦議会襲撃から1年の節目に演説するバイデン大統領(EPA時事) 〔写真説明〕トランプ前米大統領=2021年1月、テキサス州ハーリンゲン(AFP時事)
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