高川学園・西沢、また大仕事＝得意のセットプレーで決勝点―全国高校サッカー

　高川学園の西沢がまたも途中出場で大仕事をした。後半１１分からピッチに入り、３回戦の仙台育英戦に続く決勝ゴール。殊勲の３年生は「ベスト４に全員で行きたいと思っていた。率直にうれしい」と表情を崩した。 　後半１５分の右ＣＫ。西沢を含む３人がゴールの遠いサイドで手をつないで回り、キッカーが蹴った瞬間に散らばった。すると遠いサイドに残っていたフリーの西沢の元にこぼれ球が来て、「しっかりトラップできて、流し込むだけだった」。初戦から注目を集めているユニークなセットプレーがこの日もはまった。 　準決勝の相手は強豪、青森山田。勝てば最高成績を更新できる。江本監督は「歴史を塗り替えられるように、一丸となって全力で挑戦したい」と意気込んだ。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕後半、ゴールを決めて喜ぶ高川学園の西沢（左）＝４日、神奈川・等々力陸上競技場