starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

決定的だった部屋の温度差=朝乃山、6場所出場停止の衝撃―大相撲クローズアップ


 新型コロナウイルスに今年も大相撲界は揺れ続けた。一番の衝撃は大関だった朝乃山。協会のガイドラインに違反して不要不急の外出を繰り返していたことが発覚し、夏場所後に6場所出場停止などの懲戒処分を科された。  重い処分には協会の調査に発覚当初、うそをつき続けたことが大きかった。「素直に『申し訳なかった、事実です』と認めてきちんと事情聴取に応じていれば、ここまでのことはなかったと思う」と尾車理事(元大関琴風)は言い切った。  コロナへの厳戒が続く中での不祥事。集団感染が起きた、ある部屋の師匠は朝乃山の一件を聞いたときは「まさか…」と絶句したという。この部屋では感染後は一つの鍋などからよそって食べていた従来の「ちゃんこ」を小分けした皿で用意するビュッフェ形式に変更。部屋独自で定期的な検査をするなど注意を払ってきた。「ちゃんと対策している部屋は多い」としながらも、「人それぞれだから」。部屋ごとの緊張感の違いも認める。  朝乃山が所属する高砂部屋では、元大関朝潮の先代高砂親方も場所中に外食を繰り返していたことが分かって退職した。調査に当たった理事によると、本人は事態の深刻さを理解していない様子だった。夏場所直前には幕下以下らしき力士が変装して町に出ている姿も目撃されるなど、部屋全体の空気が緩み切っていたと言わざるを得ない。  部屋関係者によると最近の朝乃山は黙々と四股を踏み、熱心に後輩を指導をする日々を送っている。九州場所中には部屋の大先輩、元朝青龍が朝乃山を励ます姿をツイッター上で公開するなど、再起への期待は大きい。出場停止が明けるのは来年7月の名古屋場所。人間的に一皮むけるチャンスは残されている。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕大相撲春場所で北勝富士を押し倒しで下す朝乃山(左)=3月16日、東京・両国国技館
    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.