頼りになるロナルド＝終了間際に決勝点―サッカー欧州ＣＬ・マンチェスターＵ

　初戦のヤングボーイズ戦を落として迎えた１次リーグ第２戦。今季のチャンピオンズリーグ初勝利を懸けたホームでの重要な試合で、マンチェスター・ユナイテッドを救ったのは、チームに今季復帰したロナルドだった。 　対戦相手は昨季の欧州リーグ決勝で、ＰＫ戦の末に敗れた難敵ビリャレアル。前半から劣勢を強いられ、後半８分に先制点を許した。しかし同１５分に、マンＵは左サイドバックのテレスが同点ゴールを奪う。 　そのまま試合は進み、迎えた終了間際のロスタイム。左サイドからのクロスを逆サイドで待つロナルドが頭で落とし、ボールを受けたリンガードが体を張ってリターンパス。角度のないところからロナルドが蹴りこみ、値千金のゴールで勝負を決めた。欧州ＣＬで通算１３６点目。自身の持つ歴代最多記録を更新した。 　スールシャール監督は「ロナルドがピッチにいれば常にチャンスはある」とにんまり。またこの一戦で、ロナルドは同大会通算出場試合数が１７８試合となり、元スペイン代表ＧＫのカシリャスと並んでいた最多出場記録を更新した。　【時事通信社】 〔写真説明〕ビリャレアル戦で決勝ゴールを決めるマンチェスター・ユナイテッドのロナルド＝２９日、英マンチェスター（ＥＰＡ時事）