手漉き和紙絵巻『鳥獣戯画~手漉き和紙ができるまで~』は、国宝『鳥獣人物戯画』が伝わる京都 栂尾(とがのお)山 高山寺より許諾をいただき、手漉き和紙の原料となる楮やトロロアオイの栽培から、紙漉きの工程、流通までのイメージをお馴染みの動物たちを模して描きました。
ユネスコ無形文化遺産に登録された細川紙(埼玉県小川町、東秩父村)、本美濃紙(岐阜県美濃市)、石州半紙(島根県浜田市)の三紙の手漉き和紙をつなぎ合わせた11mを超える巻物となっています。
展示会場では、三紙に墨で手描きした『鳥獣戯画~手漉き和紙ができるまで~』と併せ、同様の絵柄を三紙に印刷した写しも展示いたします。
手描きの墨絵と日本の和紙への印刷技術の高さを見比べていただくことで、和紙への興味と理解を深めるきっかけになれば幸いです。
展示会終了後、手漉き和紙絵巻『鳥獣戯画~手漉き和紙ができるまで~』の原本は、高山寺に奉納させていただく予定です。
会場では他に、オリジナル和紙雑貨の販売や和紙に触れるワークショップの開催を予定しています。
会場となる町家は、学校法人 京都建築学園 京都建築専門学校のご厚意により、特別にお借りした建物です。普段は学生たちの学びの場として利用されており、大正元年に建築され、平成12年に改修された伝統的な京町家に触れることができます。
年の瀬が近づく時期ではありますが、京都の地で日本の伝統文化に触れ、興味を持っていただく機会にしたいと考えております。ぜひお気軽にお越しください。
【手漉き和紙絵巻『鳥獣戯画~手漉き和紙ができるまで~』概要】
巻物名 :手漉き和紙絵巻『鳥獣戯画~手漉き和紙ができるまで~』
サイズ :約11.5m(巻物完成時に正確な数字がでます)
面数 :12面(第一章:原料栽培:4面、第二章:手漉き工程:6面、第三章:手漉き和紙使用:2面)
素材 :ユネスコ無形文化遺産登録 石州半紙、本美濃紙、細川紙
技法 :墨絵(白描画)
形状 :巻物
制作状況:8月 描画
9月 巻物へ表装
高山寺印制作
11月 高山寺にて紙継に捺印入れし、巻物完成
11月30日~12月2日 展示
各展示会終了後、高山寺に奉納
【展示会開催概要】
日時 :11月30日(土)~12月2日(月)午前11時~16時(最終日は15時まで)
場所 :京都建築専門学校「葭屋町(よしやまち)校舎」
〒602-8139 京都府京都市上京区葭屋町通下立売下る丸屋町260
内容 :手漉き和紙絵巻『鳥獣戯画~手漉き和紙ができるまで~』展示
手漉き和紙鳥獣戯画グッズ販売
手漉き和紙に関するパネル、和紙、原料展示
手漉き和紙・オリジナル和紙雑貨販売
和紙に触れるワークショップ
入場料:500円(ユネスコ無形文化遺産登録三紙のいずれかを使った入場券付き)
ワークショップ参加費別途
■日時指定優先入場券:1,500円
(特典:本イベント特製ユネスコ無形文化遺産登録三紙いずれかに手漉き和紙絵巻鳥獣戯画のシーンが印字されたしおり1枚(3パターンあります))
※建物の構造上、ご来場者様多数により、場内が定員に達した場合、お客様の安全を考慮し、一時的に入場制限を実施させていただきます。入場制限実施中は、日時指定優先入場券をお持ちの方のみご入場いただけます。
※チケットは20分毎の日時指定となっています。入れ替え制ではありませんので指定時間内でお好きな時間にお越しください。
※滞在時間の制限はございません。
※日時指定優先入場券の特典しおりは、当日来場時に配布いたします。
※当日券も500円で販売いたしますが、特典の入場券は付きません。
※館内は土足厳禁のため、靴を脱いでの入場となります。
※館内にはエレベーターがございません。段差やフロアの移動は全て階段となります。
※会場には専用の駐車場がございません。公共交通機関のご利用にご協力をお願い申し上げます。
※収益の一部は、被災した高山寺の修繕及びトロロアオイ栽培への活動費にされます。
(出典元の情報/画像より一部抜粋)
(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)
※出典:プレスリリース