ランドスケープ・プランナーである滝澤 恭平氏の流域ガイドのもと、親子での在来種のクロメダカの観察およびミニビオトープづくりの体験を通じてグリーンインフラ※2について学び、イノチとカガクを身近に感じてもらう企画です。
(※1)ビオトープとは
「bio(命)」と「topos(場所)」というギリシア語を組み合わせた造語で、動物や植物が安定して生活できる生息空間(生物生息空間)のこと。川やアマゾンの雨林などの大きな空間から、池や小鉢などの小さな空間まで、魚や虫、多様な微生物が住まうところはビオトープと呼ばれています。
(※2)グリーンインフラとは
自然環境が持つ多様な機能や仕組みを活用したインフラや土地利用のこと。コンクリートの単機能のインフラに対して、雨水浸透貯留や生態系を活かす等、災害リスクを抑制し、居心地が良い環境や地域コミュニティの活動の場など多様な効果を発揮する持続可能なインフラのことを示す。気候変動対策として欧米で先行し、日本でも2015年に国土形成計画に記され、2020年からはグリーンインフラ官民連携プラットフォームが始動し、実装が進んでいます。
平野邸 Hayamaでは、雨水を利用したレインガーデン(あまにわ)づくりが行われており、雨水を溜め、植物への水やりや雨水を排水することなく地面に浸透させ、クロメダカの池への雨水供給を行っています。これらは、自然の機能を賢く使いながら、洪水の抑制や生物多様性、地域コミュニティづくりなど多様な効果を発揮させるグリーンインフラの一環として、計画、維持管理がなされています。
雨水を池に導く「樋(とい)」は葉山の里山から竹を切り出し、地域の子どもたちと共同で作りました。今回は、ベランダなどで手軽に雨水を使いクロメダカなどを飼育することができる、ミニビオトープづくりを行い、自宅で小さく始めることができるグリーンインフラについて学びます。
当日の「ビオトープづくり」の様子を踏まえ、後日(5月中旬を予定)、ウェビナー※3にてNOMON代表の山名と滝澤氏が流域とイノチの不思議について語ります。
(※3)5月中旬を予定。詳細はNOMON公式サイト、オウンドメディアにてお知らせします。
NOMONは、人生100年時代を迎えた今、『Well-being for Everyone』を理念に掲げ、すべての人が「良く生きる」ために、「イノチ」について考え、最先端の「カガク」を皆様にお届けしていきたいと考えています。
【イベント概要】
■名称 : NOMON 親子で参加!平野邸 Hayamaの庭と池から学ぶグリーンインフラとは? 「イノチが循環体験イベント“ふむふむ”」
■主催 : NOMON株式会社
■協力・当日の流域ガイド: ハビタ 滝澤 恭平氏
■日時 : 2023年3月19日(日)
※雨天の場合 2023年3月26日(日)に延期
集合時刻 : 13:30
終了時刻 : 16:00解散予定
■集合場所 : 平野邸 Hayama 神奈川県三浦郡葉山町堀内1833
※当選者の方には別途詳細をご案内いたします。
■体験内容:
・クロメダカの観察
平野邸 Hayamaや葉山の池にも生息している在来種のクロメダカを観察します。
・ミニビオトープの制作
クロメダカやトンボのヤゴなどの水生生物たちが生きることができる、ミニビオトープをつくります。鉢に水田の土を敷き、生き物にとって隠れ家や餌を供給する水生植物を植え、小さいながらも、根は水に浸かり葉や茎が水面の上にたなびく抽水植物が茂る湿地のような姿を楽しむことができます。水生植物と土はお渡ししますので、自宅に持ち帰り、好きな器でミニビオトープをつくることができます。
■参加費 : 無料
■参加人数: 親子ペア7組
■参加対象: 小学3年生から中学生のお子様とその保護者様
※お子様は、1組につき2名までとさせていただきます。
※保護者の方は、1組につき1名までとさせていただきます。
■お申込み: https://nomon.jp/seminar/fumufumu2302/index.html
■応募期間: 2023年2月7日(火)10:00~3月3日(金)正午
応募多数の場合抽選となります。
当選者には、3月8日(水)までにメールにて当選通知と詳しいご案内をお送りします。
■ご応募・ご参加いただくにあたり留意点
・諸事情によりイベントの中止、または内容が変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
・雨天の場合は3月26日(日)に延期、26日雨天の場合は開催中止とさせていただきます。
・ご自宅から集合/解散場所までにかかる費用、持参品などの費用は参加者ご自身のご負担となります。
(画像はプレスリリースより)
【参考】
※公式サイト
https://nomon.jp/seminar/fumufumu2302/index.html