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サステナビリティな農業を実現!バイエル クロップサイエンスの取り組みとは


農業人口の減少や高齢化、環境負荷の問題など、日本の農業は様々な課題に直面しています。
そんな中、持続可能な農業を実現するバイエル クロップサイエンスのサステナビリティな取り組みを紹介する事業戦略発表会が、オンラインで開催されました。

サステナビリティに向けたグローバルでの3つの取り組み
はじめにドイツ・バイエル社 クロップサイエンス部門 サステナビリティ・スチュワードシップ責任者 クラウス・クンツ氏から、バイエルのグローバルでのサステナビリティへの取り組みが紹介されました。

生物多様性、気候変動、食糧安全保障は人類にとって重要な課題であり、それを解決するには持続可能な農業が重要な役割を果たすとのこと。
そこでバイエルはサステナビリティに向けた3つの目標を立てました。

①農業における二酸化炭素の排出実質ゼロの未来を推進すること。
精密農業やデジタルツールを用い、作物1kgあたりに排出される温室効果ガスを30%削減することを目指します。

②より少ない天然資源と農業資材でより収量性の高い作物を生産すること。
農薬による環境への影響を30%削減すること。

③小規模農家が持続可能な農業ソリューションへアクセスできるように後押しすること。
具体的には1億人の小規模農家の生活向上をサポートしていくそうです。

持続可能な農業のための最適な農薬と使用法の開発
バイエル クロップサイエンス株式会社 執行役員 レギュラトリーサイエンス本部長 藤村佳樹氏によると、バイエルは農薬製品の安全性を向上させ、環境影響を低減しつつ、より大きな収穫が得られるような使用法を開発。
「より良い収穫を、より少ない資源で」を実現することを目指しているそうです。

2002年以降、より安全な新製品の導入として、新規の有効成分を18種登録。
またドローンによる少水量散布で農薬の使用量と水量を削減し、目的の水田に最適な単剤と薬量をデータに基づいて提案するなど、生産者、消費者、そして地球のためになる最適なソリューションの提供を行っていくそうです。

将来の農業に向けたデジタル/テイラーメイドソリューションの展開
バイエル クロップサイエンス株式会社 執行役員 カスタマーマーケティング本部長 仁木理人氏より、農薬の自動航行・自動走行散布など精密農業における今後の展開が語られました。

無人、自動航行などの精密散布へ向けて、誤差が少なく、作業者暴露の低減への取り組みを進めていくということ。
また2022年よりサービス提供が開始される雑草病害虫診断アプリや病害予測機能搭載モニタリングサービスであるプランテクトなどを用いて、処理時期の最適化や的確な農薬散布の提案で農家さんの作業量削減をサポート。
さらに処理回数や処理量の低減を実現する革新的な製品の開発も進めていくそうです。

メインの農薬事業を軸に、様々な角度から将来の持続可能な農業をサポートしていくバイエル。
私たちの食を支えてくれる日本の農業が安定的に食糧を生産し、発展していく上で今後ますます重要になってくる取り組みです。
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