日本栄養士会では2020年から各種疾患等の予防に役立つ食事「予防めし」の普及活動を実施しています。
8月4日の「栄養の日」に合わせ、2021年度「予防めし」オブ・ザ・イヤー受賞レシピが発表されました。
485名の管理栄養士・栄養士が、インスタグラム上で1,805件を投稿、788件が特設サイトに掲載されています。
このたび、総投票数19,244票を得て、獲得票数上位3投稿が「予防めし」オブ・ザ・イヤーとなりました。
「管理栄養士の考えるレシピは、栄養バランスはよくても見栄えがイマイチで作ろうと思えない」そんな世間のイメージを払拭すべく、おいしくて見栄えもよく、栄養価も高いレシピを作ろう!と考えました。
野菜ジュース使った冷やし中華、ぜひお試しください!
◆日本栄養士会コメント:
野菜がどうしても不足しがちな麺類に、野菜ジュースを活用し、1皿でたくさんの栄養素が取れるよう工夫されたことが素晴らしいアイデアですね。
また、野菜ジュースやナンプラーを活用したことで減塩にもつながっています。
多くの人に正しい情報をわかりやすく伝えられるよう、食材の栄養素やエビデンスを調べ、学ぶことが多い期間でした!色んな人が栄養に関心をもって貰えたら嬉しいです。
毎日の食事から免疫機能を低下させずに感染症の予防をしていけたらと思います。
◆日本栄養士会コメント:
生で食べることが多いキウイフルーツを、あえてケーキの具材として使用することが、果物の甘味を利用して砂糖量を少なくすることにつながりました。
ヨーグルトなどと組み合わせることで、おやつだけではなく、バランスのよい朝食の一品にもなりますね。
職場には、ほぼ毎日お弁当を持参しています。
栄養バランスや見た目、美味しさ、衛生面等に配慮しつつ、色んなものを少しずつ弁当箱に詰めていく工程は「栄養の整理整頓」ではないのかなと考え投稿しました。
◆日本栄養士会コメント:
小さなスペースでも卵やほうれん草、豚肉など、栄養価の高い食材を上手に組み合わせて、バランスのよい昼食になっています。
お弁当などで保存中に固くなりがちな豚肉をキウイで柔らかくする工夫は誰でも活用できますね。
わっぱ弁当は香りもよく、さらに食欲アップにつながります。
上記メニューを含め、投稿をされたメニューは、「栄養ワンダー・オンライン 2021(予防めし)」 で公開中です。
ぜひチェックしてみてくださいね。
【参考】
※栄養ワンダー・オンライン 2021(予防めし)
https://www.dietitian.or.jp/84/2021/3.html